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Saturday, June 13, 2009

真実の愛の追求





〜真実の愛の追求〜



この記事を読んで、何かを感じて欲しい



急に 雪がまって来ました      

まだ12歳の女の子は 自然に空を眺めました


真っ白なふわふわ雪   


女の子は両手を大きく広げ その手に雪を集めようとずーと誰もいない 緑の公園にたたずんでいました

女の子は 手の平にのっかては消え  のっかては消える雪に
               <何故  消えるの>   <お家にもって帰らなければ>

その 女の子のお家には 病気の母親がいます 
母親の病気は ひどく もう6年間も寝たきりなのです   
どんなお薬飲んでも  どんなに病院にいっても  良くはなりません


今朝は 一番咳がひどく  熱も高く  白湯を飲めず  苦しむ母親をみて 
女の子は 後ろすざりしながらお家を飛び出したのです

2キロぐらい走った女の子は ゼェー  ゼェーいいながら緑の公園に辿りつきました
走りながら女の子は思い出しました


2年前から 母親が言ってた言葉   
      <雪  真っ白な雪を食べたい>   <神様の贈り物  お薬なんだよ>


雪にはまだ早い季節ですが  女の子の願いが叶ったのでしょうか?

急に舞う雪  両手に必死に集める女の子  もう陽が沈み始めました

女の子は周りに 素敵に雪が積もっていく様子を 見ながらそっと 地に座りました


                    <冷たい >  


女の子は  知りました  
自分の体の温かさで 雪が集められないんだと 知りました
女の子は  母親を思い出しながら   地に横になりました


冷たさを感じなくなって来た女の子の小さい体に  雪が積もり始めました


女の子の温かい気持ちで 奇跡の雪を降らせましたが
女の子の冷たい体にしか 雪は残ってはくれませんでした


<おかあさん 雪だよ>   <緑の公園にお薬用意したよ>

女の子は満足でした  


女の子は 地から天を眺め 微笑みながら 大きな投げキスを小さな両手で送り静かに目を閉じました





                                   by紫香



P.S  病に倒れ、日本に帰国後3年目の私です。 癌と闘いながら思い出しています 

お薬がなくて泣き叫んでいた恵まれない子供たちの事を・・・ そして始めたのが50円玉募金運動です

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